オーガーによる植林

誰もが持つオーガー装置のイメージとしては、基礎杭工事などの建設プロジェクトに主に使用されるものという印象があります。しかし実際には、オーガー装置の適用シーンは非常に幅広く、様々な掘削作業に活用することが可能です。たとえば、植樹に関しても一見オーガー装置と結びつけにくい印象を受けますが、実は植林においても非常に手軽に使用できます。

中国遼寧省瀋陽市での植林プロジェクトを例に挙げてみましょう。人工林には数百本の木が植わっています。もしも伝統的な方法で植穴を掘ると、膨大な人材と物資が必要となり、植樹に要する期間も非常に長くなるため、木の生存率にも悪影響を及ぼします。そのため、施工側のイーチェン環境は、YA-5000オーガードリル機を購入し、植樹用の穴掘りに活用しました。

施工側は、PC60ユンボにオーガーを設置して掘削作業を行いました。テストの結果、この機材セットは直径50cm、深さ50cmの植樹穴を約15秒で掘ることが出来ました。速度が非常に速く、安定性も非常に高いです。このような掘削速度はその後の植樹作業に非常に有利であり、工期を大幅に短縮し、施工側の労務費を約10,000元節約することができます。