岩盤カッターによるトンネル掘削
トンネル建設は常に建設プロジェクトの最先端であり、施工も困難です。爆破工法に加えて、現代のトンネル建設は新たな掘削方法を開拓しました。新規設備の導入により、その一翼を担っているのが岩石カッターです。
トンネル掘削中には非常に硬い岩盤に遭遇することがあります。その極めて高い硬度ゆえ、ミーリングマシンを使用しても作業要件を満たすことができないため、岩石カッターを選定して切断を行います。岩石カッターによるトンネル岩盤切断は、硬い岩盤に対処するための方法です。岩石カッターは合成ダイヤモンド素材で作られており、硬岩に対しても十分な性能を発揮します。切断方法や切断深度については、岩盤の具体的な状況に応じて調査を行い、施工計画を決定する必要があります。
具体的な施工方法は、岩盤の表面にロックスawを使い、5cmの間隔で2本のスリットをカットし、スリットの深さは約50〜100cmで、中央部分を破砕します。その後、2列の穴を開け、油圧破砕を行います。このようにして、切断と破砕を連続的に行い、1日で4〜5メートルの深さに達することが可能です。効果は顕著で、トンネル掘削の効率が大幅に向上します。